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ニュースリリース

ニュースリリース

湖山医療福祉グループにおける『中国人ユニットリーダー候補者研修』中国人技能実習生の受け入れる環境整備及び前奏曲

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湖山医療福祉グループでは、今後、中国人実習生の受け入れを拡大していきます。

2017年12月から2ヶ月間、中国の現場でリーダーとして活躍することになる6人の実習生に日本で研修して頂きました。
6人の実習生の平均年齢は20代後半で、6名のうち5名は看護師の資格を持っており、残り1名も養老施設での勤務経験を持つ人材です。

最初の1カ月は湖山医療福祉グループ内の草加福祉会 特別養護老人ホームアートフェリスにて講義演習を受けました。
後半の1カ月は特別養護老人ホームカメリアにて現場実習を行いました。
振り返れば、あっという間でしたが、多くの方のお蔭で、6人全員が無事に研修を終えることができました!

さて、次は2カ月間研修の特集紹介です。

研修初日12月4日(月):講義
代表挨拶

職業倫理について学びます。

湖山グループの理念、「こやまケア」について学びます。

夜には歓迎懇親会を催しました。

湖山代表より、『夢は、自分の親を入所させたいと思える施設を作ること、また、上海の人が日本のことを好きになり、日本の人も上海のことが好きになることです。皆さんも、これから我々と一緒に頑張りましょう。』とのお言葉を頂きました。

6人はかなり真剣な表情で聞いています。

1週目の学び
仕事の進め方・考え方

【福祉人材育成研究所M&Lによる研修】
12月5日(火)
多くの人が「快適」と感じる日本の接遇やマナーを基礎として学びます。

12月6日、7日 講義
・介護現場の組織の特徴
・事業計画と事業目標の共有
・報告・連絡・相談 など

12月8日(金):講義
様々なコミュニケーション障害を抱える利用者への対応方法を学ぶと同時に、相手に関心を持ち、コミュニケーションについて理解することが必要だということを教えて頂きました。

ストレスに対する反応や耐性は人によって違います。
私たちがストレスマネジメントを行う際はこのことを理解する必要があると学びました。

2週目の学び
12月11日(月)~12月18日(月)
高齢者の特徴と機能の理解
今週より講義形式は、先生から教わるだけではなく、中国に戻り教える立場になることを想定し、毎日模擬講義演習を行います。

・昨日より自信が付いているようです
・しっかり前を向いて話しています

・板書やレジュメを使って要領よく説明していきます
・質疑応答を積極的に行っています

・プレゼンが好評でした
・身振り手振りを交えながら、詳しく説明していきます

・メンバーの目を見てプレゼンしています
・アイコンタクトもうまくなってきました

・昨日より、実習生に向かって話す時間が増えました
・レジュメを配布してあるので、板書する必要が少なくなりました

・ボードに書き足しながら説明する方法は、聞いている側にも分かりやすいですね
・他の実習生(説明を受ける側)ともしっかりアイコンタクトができているようです

3~4週目の学び
12月19日(火)~12月29日(金)
介護技術
日本のサービスの特徴

ベッドは、利用者のさまざまな日常生活の活動が行われる場所の為、寝具など清潔に配慮し整えることが大切です。

福祉用具の紹介や使い方

ボディメカニクスを活用することで、最小限の労力で疲労が少なく、腰への負担も少なくなります。

基本は介護者があまり手を出しすぎず、利用者の有する能力を活用することが重要です。

ポジショニングの講義です。身近にある物を使って、クッションを作ります。とても楽しくて、すぐに活用できる講義でした。

医療依存度の高い人の介護技術を学びます。

認知症の介護技術の講義です。

相手の心に寄りそうことが何よりも重要です。

5週目の学び
日本の文化を体験
1月1日(月)~1月3日(水)
銀座松屋で初売り福袋をゲット!とても嬉しいです。

お正月の和食料理は美しいです。食べるまで携帯で写真を撮り、目でよく楽しんでから食べます。しあわせです。

憧れの東京タワー!感動、感激です!

東京ディズニーシーにも行きました、限りがある時間内で、たくさんの体験ができました。『環境がいい、人が多くて、地面にゴミがない』『並ぶ時、人に迷惑をかける行為がない、割り込みがない、大声を出す人もいない』『スタッフの態度が友好的、ずっと笑顔である』との感想がありました。

日本の文化、サービスを体験して、いい思い出ができました。

1月4日(木)と1月5日(金)
介護予防の視点
レクリエーションの意義、参加の促進と具体的方法の講義

やってみよう、腰痛予防体操

「先生、私の動作は合っていますか?」

6~8週目の学び
施設見学
1月8日(月)
カメリア桜ケ丘
ラスール金沢文庫など

現場実習
特別養護老人ホームカメリアで日常業務やケアプラン作成、レクリエーションの実施等を体験します。
1月9日(火)~1月26日(金)
カメリア現場実習のオリエンテーション

カメリア法人代表、施設長、副施設長、各部門の方、研修生も自己紹介しました。カメリアは「医療的ケア」の充実、「こやまケア」の推進、「ISO9001」の取組みと「音楽療法」の実施4本柱でより満足度の高いサービス提供に取り組んでいます。

就業規則の説明をして頂きました。

ユニットケアにおけるキッチンまわりの説明をして頂きました。

カメリアは研修生と同じ年齢層、若い役職者が多いです。中国ではステップアップは転職によるものが主流ですが、湖山グループでは一つの組織で昇進していくことが可能であり、研修生にとって、良い刺激になりました。

日本語はあまり上手ではないですが、座学で学んだコミュニケーション技法を使って、お客様に喜んで頂き嬉しいです。

機械浴について、説明をしてもらいました。

カメリア研修に参加 『ユニットケア』『認知症ケア』『身体拘束と虐待』を学びました

3日間にかけて、ケアプラン作成と発表を行いました。
利用者本位、自立支援、尊厳の保持、多職種連携、チームケアなどは大事なポイントです

2つのチームに分かれて、利用者の生活上の課題抽出

池田副施設長と大高介護支援専門員に研修生が作ったケアプランの発表を聞いてもらいました、看護出身の研修生にとって、たくさん大事な気づきが得られました。最後に、玉村よりケアプラン策定する時の要点をまとめご講義をして頂きました。

音楽療法に参加、『幸せなら手をたたこう』をみんなで歌いました。

レクリエーションを企画・準備・実施。
利用者と一緒に楽しい時間を共有できました。



実技テスト
実技テストはとても緊張しました、一生懸命練習した甲斐があって、合格はできました。
そして、たくさんの貴重なアドバイスを頂きました。


最後の日、遠藤施設長よりとても温かいお言葉と『博愛』の貴重な思い出のプレゼントを頂きました。
『縁を大事に』との昔からの教えは日本と中国は全く同じです。

今度、もっと日本語を勉強して、カメリアの皆さんに再会し、たくさんのお話しをしたいです。

送別会・銀座統括本部
1月27日(土)

送別会では、湖山グループの各法人から一つずつプレゼントを手渡され、感激、感動いたしました。

初志を忘れずに、頑張ります。

湖山グループの一期研修生として、頑張ります。


最後になりますが、6名の研修生からのサプライズです。
髙倉代表補佐作詞の『命をつなぐ歌』を日本語で披露。

日本語は難しいですが、研修の合間、6人は何回も話し合いと歌の練習をしてきました。
『介護職になった時に感じること』、『親が介護になった時の厳しさ』、『介護現場で、働くスタッフの優しいこころ、素晴らしさ』
研修で学んだ湖山グループの理念やこやまケアについて、より一層身近となり、中国の養老現場で実践しようと6名全員が決意しました。

6名は本当に感謝・助け合い・支え合いの気持ちでいっぱいで、ずっと我慢していた涙が止まりませんでした。
この歌はとても唄いやすく、聴くほど大好きになります。

中国へ帰国後、研修や行事の際、
是非、中国のみなさんにも伝えたい一曲です。


1月28日(日)               
浅草にて念願の『着物体験』が実現できました。
空は青く、人は優しい、そしてサービスは日本特有のおもてなしの心でした!!
本当に貴重な体験と思い出となりました。

2か月は長いようで短く、短いようで長く感じましたが、6名の研修生はようやく「こやまケア」の一員としてスタート地点に立てるようになりました。今回の研修は、湖山グループにおける中国人技能実習生受け入れの環境整備及び前奏曲であり、これから、6名には中国技能実習生の受け入れに協力し、日中の橋渡し役になっていただきます。
そして、『自らが受けたいと思う医療と福祉の創造』を目指して、「こやまケア」を世界に広めていきましょう。
どうぞ、よろしくお願いします。

(作成 社会福祉法人カメリア会 海外事業支援担当)

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